2010.07.01 Thursday
夏のスフマートについて 5

今回の「夏のスフマート」では今までのスフマートとは少し違う、面白い趣向を凝らしてい
ると書きましたが、実は色による濃淡だけではなく、天の川を表現する白色の上にほんの少
しだけラメを散りばめています。
ラメと聞いて少しギョっとされるかと思いますが、とても控えめな量にしてあり、華美には
ならないよう・ギャルっぽくならないよう、絶妙なサジ加減をしてあります。これが思いの
ほか上品な仕上がりで、今までの革小物には無い控えめなお洒落として「夏のスフマート」
全体の隠れたスパイスとなっています。
このラメは良く目を凝らさないと分からない程少量なのですが、光りに当てるとキラキラと
輝く様は、差し詰め「自分だけが知っている天の川」といった感じです。
他の人からはまず分からない程微量です。

これがまた写真に写すことが困難でしたので、この場でお伝え出来ないのがもどかしく残念
です・・・。
因みにラメの粒子は革の表面にある細かい窪みに入っていますので簡単に剥がれることはあ
りませんが、それでも使っていれば徐々に落ちていきますし、反対に中々落ちないものも出
てきます。また、革の表面は初めはマットなのですが、使っていくと全体にラメとは違う革
本来の光沢が出てきますので、全体が光りを帯びた、艶がありながらも渋い天の川となって
いきます。テカテカになる頃にはラメも落ちているでしょうが、そのかわり天の川全体が輝
くというエイジングが楽しめます。

革に於ける染色の可能性を高める為、季節限定のスフマートではこれからも実験を重ねてい
く予定ですが、革で出来ることはまだまだありそうです。
革は面白いですね。
続きます。



