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鉛筆・PERFECT PENCIL(パーフェクトペンシル)について 2
 

ファーバー・カステルのPERFECT PENCIL

についてのご説明、その2です。 
 
 




4代目当主のローター・フォン・ファーバーの時代になると、1840年に世界初のブラン

ド鉛筆の販売が始まります。1851年には6角形デザインの鉛筆が初めて発表され、その

長さ・太さ・硬度が世界的基準となり、現代の全ての鉛筆の礎を作ったのがファーバー・カ

ステルと言われています。1905年には世界で最も有名な鉛筆である「カステル9000

番」(上の写真の1番手前)を発表し、今でも世界中で愛され続けています。美大生なら青

いステッドラーか、小豆色の三菱ユニか、グリーンのファーバー・カステルの何れかを必ず

使う、と言われる程ポピュラーな存在です。







ポピュラーなカステル9000番の場合、鉛筆を長時間握っているとグリーンの顔料が落ち

てきて指先が緑色になってしまうこともあるのですが、このPERFECT PENCILの場合、パー

フェクトと言われるだけあって、従来の鉛筆とは仕様が大きく異なります。



軸に目をやるとストライプの溝がとても格好良くシャープな印象的ですが、一般的な鉛筆よ

りも実は1ミリくらい太く、握り易くなっています。また、軸全体が蜂の巣から採取された

天然のワックス(蜜蝋)で何層にもコーティングされていますので、手に優しく、勿論色落

ち等はまずありません。削られる運命にある消耗品であるにもかかわらず、手間が掛けられ

た何とも贅沢な塗装と言えます。握ってみるとストライプの溝と相まってしっとりと握り心

地の良い軸で、とても軽やかで柔らかい印象を受けます。







黒い軸以外にも本当はブラウンの軸もあるのですが、ブラウンの軸とは違い黒い軸の方は鉛

筆を削っても中まで黒いのが特徴です。この中まで黒いと言うのがとても格好良く、キャッ

プ等の金属部分の銀色とのコンビネーションにより、全体的にソリッドな格好良さがありま

す。



一般的な鉛筆の場合、硬度は9Hから10Bまで様々な硬さが存在しますが、PERFECT 

PENCILの芯の硬度は「B」になります。硬過ぎず柔らか過ぎず、最も汎用的な硬さと言

えますが、一般的な「B」と比べるとやや硬く感じるので、受ける印象としては「HB」

に近いかも知れません。







軸の後部には消しゴムが内蔵されていますが、この消しゴムさえ保護するカバーキャップが

付けられています。このカバーキャップはネジ式になっていて簡単には外れないようになっ

ているのですが、このネジ部分も含めて金属パーツの全てが精巧に作られているので、必要

も無いのについ感触の良さを確認する為、何度も外したり閉めたくなります。

それくらい良く出来ています。




消しゴムは付け替えられる仕様になっていますが、パーツだけで購入すると消しゴムが

4個で1680円で、カバーキャップに至ってはプラチナコーティングで1個6300円

(!)、スターリングシルバーで1個14700円(!!)です・・・。

この突き放しぶり、気軽さゼロなところが「大人の鉛筆」と言われる所以ですが、実際に

良く出来ています。






続きます。

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